9月15日(木)は旧暦の8月15日にあたり、中秋の名月となります。
しかし、雲が厚く名月は見る事は出来ませんでした。
当初、15日は雨の予報でしたが、当日のお昼前から快晴ととなって、夜まで天気はもちました。
中秋の名月の夜には嵐口地区の竹地区では毎年綱引きと子供相撲が行われます。
朝から綱作りに地区の有志らが精を出していました。
午後7時から綱にお神酒を上げて参拝します。
まずは綱引きです。
最初は男性軍と女性軍に別れて綱を引きます。
人数や年齢は関係なしに全員参加です。
3回戦で2対1で女性軍の勝ちでした。
次は脇区対脇区以外(竹地区・越地区)の対戦です。
こちらは男性と女性入り混じっての戦いです。
2対1で竹地区・越地区の勝ちでした。
次は相撲大会です。
綱引きの綱で土俵の輪を作り、その上にブルーシートを被せて残ってる藁を全部敷きます。
怪我しないように土俵の外側にも輪を敷きます。
まずは保育園児の年少さん達から始まりました。
しかし、「ハッケイヨーイ、ノコッタ、ノコッタ」と行司が言ってもびくとも動かず2にんとも立ったままです。
相撲と言うものが判らずに何をするのか解らないのでしょう。
行事が二人をくっつけてもそのままでした。
その表情がとても可愛くてみんな大笑いです。
保育園の年長さんになったら少し解っているようでしたが、お互いに手と手を握り合って押しているだけでした。
投げることを知らないのでしょう。
なかなか勝負がつかないので行司も困っていました。
小学生低学年になるとやっと相撲らしくなってきました。
子供たちも本気になって来て負けたら悔しいのか何回も捕ってる子供も居ました。
相撲をとったお子さんたちには勝っても負けてもお菓子のご褒美が有ります。
それが目当ての子供もちろん居るかと思います。
小学校低学年が終わってから、土俵の真ん中に直径1mほどの丸い板を置いて、その上でお母さんたちの尻相撲が始まりました。
「踊るポンポコリン」の音楽に合わせて踊りながら行司の合図を待ちます。
行司が様子を見計らって合図を送ると尻相撲の開始です。
最初は嫌がっていたお母さんたちも後では楽しそうにやられていました。
その後に小学生高学年と中学生の相撲が行われました。
さすがに迫力のある相撲になって来ました。
名勝負も何番かあって大いに盛り上がりました。
最後は3番勝負で、休みなしで勝負が決まったら直ぐに新しい挑戦者が向かっていくので3番続けて勝つのは難しいのです。3番続けて勝ったら優勝です。
中学生の子供たちだけでしたが、みんな意地になって何度も挑戦していました。
かなり盛り上がって数十番取ってやっと決まりましたが、誰が優勝したのかおぼえていませんでした。
最後に、残ったお菓子は全部空高く放り投げて子供たちが拾いました。
丁度午後9時頃にすべてが終わって解散しました。