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           嵐口地区の「ど根性植物」をいくつか紹介します。



①アコウの木

ど根性植物


嵐口地区コミュニティセンター入り口にあるレンガ造りの煙突、そのてっぺんにいるのは「アコウの木」です。


30年ほど前に「われ石」近くの製造納屋(昔のイワシのイリコ・チリメンなどを作る納屋)にあった煙突を縫製工場(現在の大岩クリニック)が出来る時に取り壊されるはずでしたが、煙突だけでも後世に残していこうとという事になり現在の場所に移設されました。


この時の移設工事に「よん爺」も携わって下のレンガを切り取る作業をしました。


その時からアコウの木は煙突の上に住み着いていました。


高さは40~50cmほどだったと思います。


あれから約30年たってもまだ生き続けています。今現在の高さは1,2mくらいでしょうか、30年経っても3倍くらいにしか育っていません。主な水分は雨だけで、肥料もあげていません。鳥の糞やいろんなものが飛んできて栄養になってるのかも知れません。







ど根性植物


この煙突よりも数年前に植えられた漁民グランドのアコウの木はもう高さ5m以上、枝の広がる直径も5~7m以上になっています。


煙突の中はもちろん空洞です。

最近雑草も生えてきました。


日照りや台風なども何度も経験してきたはずです。


まさに「ど根性植物」の横綱と言っても過言では無いでしょう。


煙突は鉄枠で補強がされているので今年4月の熊本地震では嵐口でも震度4くらいの揺れを感じましたが、何ともなっていません。


もしかしたら、煙突をアコウの木の根が貼り回っていて頑丈になっているのかもしれません。


アコウの木は町の町木になっていて、以前は春日神社の傍に百年以上の大木が町の天然記念樹としてありましたが10年ほど前の台風で大きく折れたりして神社が倒壊したために切られてしまいました。

 

その木に成り代わって100年以上生きていて欲しいと思っています。


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